なりさんBLOG

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なぜ中高の教育では英語がしゃべれないのか?

日本の教育で中高6年間ほぼ毎日英語の授業を受けても、殆どの人が英語がしゃべれない(またはすごい苦手意識がある)のはなぜだろうか、考えてみました。

私自身たった半年間で格段に英語のコミュニケーション能力が向上したことから、中高からの今までの勉強方法には何か大きな問題があると強く感じるようになったのがきっかけです。
まだ営業などで使える英語レベルではないですが、簡単なコミュニケーションなら誰とでも取れる自信がついてきています。

中高での英語教育が中学で300-600時間、高校で1100-1400時間で総時間で1500時間位ある事を考えると、いかに今までの勉強方法が非効率的であったか、と考えざるを得ません。

半年間で実際に英語に触れた頻度を考えてみると、
日本人と話すときはやはり日本語なので、海外のように四六時中英語漬けというわけではありません。

一日では平均すると
・リーディング(読むべきメールは15通位)
・スピーキング(自分が話すのは正味10-20分位)
・ヒアリング(1時間程度)

くらいですので、半年間の総時間は営業日を120日とすると、

ヒアリング  120時間
スピーキング 40時間
リーディング メール1800通

高校での授業一年分とほぼ同じ量か満たない位だと思います。

はたして中高の英語教育が成功している、と考えている人はどれ位いるのでしょうか・・?

英語教育ではうまく英語が身につかない理由として、

・中学からでは遅すぎる(語学は若いほど吸収しやすいから)
・生徒の集中力がない(必要性がないから)
・教師の質が悪い(ネイティブが少ないから)
・時間が足りない。間隔が空く(他教科との制約があるから)
・教員が少ない(個別指導ができない)

ということがよくあげられます。

でも、私が本当に感じる最も大きな原因は
「英語教育を修了した時に目的とするレベルがずれているため」
だと思っています。

もし教育制度として、高校卒業時点で目標のレベルが
「多くの単語を知っていて、かつ難解な文法がわかる」
人になってもらうためだとしたら、そういった面では結構成功しています。
受験が終わった時点では英単語は3000-5000語は暗記していて、
さらにかなり難解な構文まで理解できます。

文法と単語量を英語教育で重視している理由は、もちろん会話力の基礎になるとともに、これらが測定可能な(テストで採点できる)能力だからだと思われます。

でも結果として「全く英会話ができない」人を量産しているのが事実です。
そういった面では暗記した単語が8000語でも1000語でも一緒です。
そして話せないコンプレックスだけがなぜか残っています。

この違和感は、英語でコミュニケーションをとれるようになりたい、という多くの人がもつ目標に対して、英語教育の中では受験やTOEICなどの試験に有利になることが目的になっていて、このギャップが生み出しているような気がします。

私は、中高の英語教育で最終的に目指すべきレベルを
「英語でより多様な人とコミュニケーションが取れるレベル」
に置き換えることが英語教育で重要だと思います。
そしてそれに沿ったカリキュラムに再構築する必要があるのでは考えてます。

高校を卒業した時点で、
どんな国の人がきても英語で雑談ができる。

そんな日本の英語教育が成功したらかなりの成果ではないでしょうか。

実際の日常会話の中では難しい文法なんて殆ど出ませんし、仮定法過去形なんてまず出ません。
また、もし単語や文法を間違ったとしても誰も気にしません。
それよりもお互い気持ちを伝えあえるかが重要です。
コミュニケーションの中では、単語量と文法はあくまで一要素であって極端にクローズアップするべきではないと思います。

小学校やそれ以前の英会話スクールが増えているのは、
英語の必要性と感じるとともに、英語教育に不安を感じているためだと思いますが、
もしこの必要性を「受験を有利にするため」だとしたら、
最後は英語が話せないという面では同じレベルになってしまうでしょう。

英語でコミュニケーションをとれる人にするためのカリキュラムを考えるのは難しいですが、まずは
・簡単な文法のものをとにかく多くしゃべってみる。
・ネイティブにこだわらず、多くの発音パターンを聞く。
・もし単語や文法を間違っても深く考えない。
というのを経験上からお勧めしたいです。

日本では英語については教育再生どころではなく、そもそも出来上がっていないと思います。私たちが経験してきているような英会話のコンプレックスで悩む人をこれ以上作らないよう、教育進化となるような、明確な目標設定とそれにそったカリキュラムの再構築を文科省にお願いしたいです。

narisan25

大手通信系に勤めた後、未経験で外資金融に。その後、日系に転職。

◆資格◆
2010/3 証券外務員1種
2010/2 証券外務員2種
2010/2 (大和證券CMに転職)
2009/8 TOEIC 885
2009/6 証券アナリスト Level2
2008/6 証券アナリスト Level1
2007/1 TOEIC 785
2006/11 TOEIC 700
2006/10 宅地建物取引主任者
2006/8 (HSBCに転職)
2005/1 OarcleMaster Silver Fellow
2005/2 簿記2級、3級
2003/4 テクニカルエンジニア(ネットワーク)
2003/4 (NTTコミュニケーションズ就職)
2002/12 初のTOEIC 615
2002/10 基本情報技術者

★略歴

2010年~
大和證券キャピタルマーケッツに転職
グローバルエクイティトレーディング部にて電子取引のシステム構築に携わってます。

2006年~2010年
HSBC(香港上海銀行)にフロントシステムのITとして転職。主に債券のトレーディングシステム関連。先物、為替あたりも見ました

・2003~2006年
NTTコミュニケーションズの新規事業開発の部署に新卒として入社。3年少し働いて退社。

・大学時代(早稲田大学)
特許出したり、資格取ったり、ゲーム作りに携わったり。

・中学、高校時代(早稲田実業)
家業の印刷会社のシステム構築
いろんなWEBサイトを作ってベンチャーを目指す。
放課後は毎日秋葉原な日々。

・小学時代
親のPC-9821でBASICプログラミングに目覚める。マガジンベーシックのゲームに夢中。
◆勉強中
いまはとくになし

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柳原尚史(なりさん)


AIソリューション開発、Ridge-iの代表をやっています。
旧姓が成行であだ名がずっとなりさんだったので、なりさんです。

証券アナリスト持っています。債券取引と株DMA・アルゴが得意分野。

もっぱらの趣味は、トレイルランニングとプログラミング。
UTMB2014/2015完走(フランスのモンブラン一周166KMを2日で走破するレース)

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