続いて面接編。
よく聞かれるのが、他者への志望はしていますか?どっちも受かったらどうしますか?などの回答をどうしたらいいか、ということ。もちろん模範解答はあるけれでも、こういうのを気にするのは基本的には小手先の解決でケースバイケースに対応できない。
それより重要なのは
はっきりと、分かりやすく論理的に話せられるか。
につきます。ここが合格ならば、7割OKです。
基本的な質問(志望理由、動機、希望のポジションとか)に対しては、上記を意識するだけでOK。
残りの2割として主な3つのパターンは、
- 臨機応変に対応できるか (無茶な質問、月を動かすには?とか)
- 経験・技術力はどれくらいか (オブジェクト指向とは?)
- 分からない時にどう答えるか (量子力学について説明してください)
があります。もちろん中途の場合は、経験・技術力に関する質問が多くなるのは当然です。
この3つのパターンについて大事なのは
嘘つかない・うろたえない・論理的にアプローチする・奇抜を狙わない
こと。
なにより嘘は最悪。技術的なことを嘘ついたら、一発で見破られて、他が良くてもアウトにされるかもしれません。(私はアウトにします。うそつきとは絶対働きたくないから。)
最後の1割として、会社・面接官との相性です。
特に役員面接などでは、ここが重要になってきます。役員レベルまでの面接にいってだめな時は、あわなかったんだな、程度であきらめましょう。
面接前:
もちろん早めに着きましょう。会社の近くの喫茶店で落ち着く飲み物(牛乳、ココア)などを飲んで、お手洗いにも行って、出来る限りリラックス。
遅れるときは出来る限り早く連絡。変な言い訳せずに、素直に謝って何分遅れるか伝える。きちんと連絡すれば、問題にはまずならない。
身だしなみも普通にこざっぱり。靴を磨いたり、背広のしわ位は伸ばしとくのはマナー。
志望動機などエントリーシートに書いた内容は暗記して、すらすら言えるようにする。慣れていなければ、家族とでも練習するべき。
受付や係員にまで、過度に対応しない。あなたの待合室での態度を面接官に報告する人なんていない。
待合室に、他の人がいても喋らない。気にしない。面接に向けて集中。でも眉間にしわを寄せずに、口角をあげてにこやかに!その方がリラックスできる。
面接中:
ノックー>どうぞー>失礼します。で入室。
入ったら席の横で、「柳原です。本日はよろしくお願いします。」位を言う。席をどうぞとすすめられたら着席。面接開始。
以下が超基本な質問コンボ。これ位はスラスラ答えられるようにしておく。
大事なことは、全ての返答に自己PRをうまく埋め込むこと。
自己紹介->志望動機ー>突っ込まれるので細かい説明ー>強みと弱みー>人生一番のトラブルとどう解決したかー>最後に一言
面接官は、最初の5分程度で一度不合格か判断をする。不合格ならば、適当な質問だけされて切りあげられてしまう。その時点で合格の可能性がある人だけが、続く細かい質問に進んで判断される。
不合格者を早い段階で決めるのは、面接官は数十人を見る必要があるので、不合格と決まった人に時間を割くのはお互いの無駄。また、最初の5分でなされる質問(自己紹介、志望動機)程度を、きちんと説明できない人が、続く難しい質問に答えられないのは明白のため。
なので、絶対聞かれる最初の質問には、必ずきちんと答えられるようにしておこう。
技術的な質問の例
システム・金融がらみの中途経験で言うと
・ブラックショールズって何のこと?
・正規分布ってなに?
・オブジェクト指向ってなに?
・デザインパターンを何個か例挙げて
・(得意といった言語について)このコマンドはどういう意味?
とかが出てくる事はあります。分からないなら、分かりませんと、言うのがベストです。
厳しい質問、無茶ぶりの質問の例
・山を動かすにはどうするか?
・10億円 の予算を任されたら、どう使うか?
・転職する つもりはあるか?
・ビジネスで一番重要だと思うことは?
・最近のニュース*についてどう思うか?
こういうのは答えのない質問です。なので、自分なりの意見を素直に論理的に答えましょう。
質問中は「言葉」だけを見られているわけでない。態度、表情もすごく大事。自信いっぱいで元気よくいきましょう。
面接に困ったら
・言葉が出てこない > ちょっとすみません。で区切ればいい。
・面接官に間違いを指摘された> ありがとうございます。勉強になります。
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