また就職氷河期といわれています。
私が新卒で活動したとき(2002-3年)も、氷河期と言われていましたがそれ以上のようです。
今では弁護士・会計士でも就職できない人がいるくらいです。
面接相談などのメールが来ていたので、ここで私の考えをまとめてみました。
おもに、新卒で入る人、就職活動中の人や、大学2年生で考えている人へ向けてです。
まず、昨今の氷河期は一過性のものではありません。
1991年バブル崩壊、失われた何年といわれて、もう約20年。
この20年間で、ものすごく世界情勢の中で日本の地位がかわっていて、必要とされる人材が変わってきているのです。
失ったわけでも、就職氷河期でもなく、就職変革期。
必要な人員が少なくなってきて、求める素質も劇的に変わってきている、その違いに気付くのが重要です。多少の波がありつつも、この傾向はかわらないです。
氷河期といったり、失った*年、と言っているのは、過去の日本の栄光が忘れられない人たちのたわごとです。
いつかもどるんじゃないかなって。
私が断言するのは、そんなのありえません。
日本がいままでのものづくりといった製造業で昔の地位を取り戻す可能性は、例外的な一分野はあっても、総体としてはゼロです。そして製造業がないと、必然的に求められる人材は頭脳集約型になってきます。
今までのレベルでみなが採用されるほどのマスを企業が確保する余裕はもっとなくなっていくでしょう。人を減らさないとどこもJALのようになるのがオチです。
そんな中、年功序列なんてあてにしたら、これからろくなことはありません。
新卒で年功序列を求める人が増えているといいますが残念なことです。
数年立ったら会社がつぶれているるかもしれない。中国系に吸収されているかもしれない。
クビになるかもしれない。
3年後になにが起きても不思議でないのだから、フットワークを軽くどこでも活躍できる人になってほしい。それも、日本ではなく海外で。
アジアの中で自分が活躍しているイメージを作って、それに必要なスキルを常に勉強していく。
活躍するイメージがわかないなら、アジアに関する情報が少ないのだからニュースも沢山見る。外国人とも積極的に付き合う。
面接の巧拙・資格の有無・・・その前に、自分自身の中で大きなビジョンを作ってみてください。
逆説的ですが、大きいことを考えると、結構面接も堂々としてうまくいったりします。
たとえ受かっても、3年後にクビにされるかも、会社はつぶれるかもわからない。そんな時代です。
ビジョンをもって、スキルをつけて、いざとなったら海外に行ってみるや、そんなある面で楽観的な人が強い時代だと思ってます。
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