赤ちゃんでまだまだてんやわんやですが、ようやく2ヶ月半たって、少しずつ落ち着いてきたので久しぶりに更新です。この1ヶ月間、スリングに子供を入れながらこの3冊を読みました。
柳井正 「一勝九敗」
松下幸之助 「物の見方考え方」
結城浩 「暗号技術入門 秘密の国のアリス」
今、日本で最も勢いのある経営者の一人と言える柳井正さん、最近「成功は一日で捨て去れ」という本を出してます。この本は丸善で立ち読み読破をしてしまったので、その前に出版された「一勝九敗」を買ってみました。
その中で柳井さんが尊敬してやまない二人として、松下幸之助とドラッガーを挙げてました。
松下幸之助と柳井さんの両書で、繰り返し述べられている共通点は
・社会への使命感をもつ
・スピードと実行
・失敗を次につなげる
・常に自己内省する
でないでしょうか。
これらはかなり密接につながっています。
私なりにつなげて考えるととこのようになるかと。
使命感がなければ計画もなく、その計画を事志に応じて実行しなければ失敗も成功もない。
大事なことは、成功も失敗も、常に客観的に見つめ、反省すること。
そのことで失敗が致命傷とならず、成功に驕れることもなくなる。
成功の影にはその何倍も失敗もあるけれど、「禍転じて福となす」ためには、これらの心構えが重要なのでしょう。
柳井さんの最新作が「成功は一日で捨て去れ」というタイトルからも、成功による慢心と安定志向が、最も危険な衰退への兆候と見ているのでしょう。
もう一冊はうってかわって結城浩さんの暗号技術に関する本。
結城浩さんは私が最も尊敬する日本人のプログラマの一人です。著書がすばらしいし、幅広い活動内容にいつも感心して、こうなりたいな、といつも思います。
暗号技術に関する図解本などを何冊が読みましたが、この本が一番わかりやすく、また入門者の興味を満足させるには十分です。チャートも多く、抵抗なく読めます。
また独特の口調で、やさしい先生に教わっているようです。
ちなみに結城浩さんはクリスチャンの方です。
やはり精力的に活動されている方は、何かしら強い使命感を持っているのではないかな。
私も何かもっと活動的にがんばらないとなー。と思いつつ夜も更けてきたので寝ます。。
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