金曜日、仕事を出来る限り早く切り上げて、東京国立美術館で開催されている「ゴーギャン展」に一人で行ってきました。
18時半ごろについたのですが、すいているとは言えない程度に人がいました。日本の美術館は混んでいる気がします。
やはり見どころは「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」。ゴーギャンの芸術活動はこの絵の為にあった、といっても過言ではないでしょう。
絵も大作ですが、このメッセージが人をひきつける気もします。色々な芸術の根幹にあるものでないでしょうか。
ゴーギャンの展示点数もそんなに多くないので、19時半頃からざざっと常設展も見てきました。その中でひときわ目を惹き付けられたのが、川端龍子の草炎。
濃紺の地に金泥でかかれた生命力あふれる雑草。一筆で描かれる葉から溢れる躍動感と際どさ。うーん、日本画!という圧巻でした。人もいなかったのでしばらく10分くらい前の椅子で堪能していました。
やはり日本画は、重ね塗りする油絵とは違う魅力を持っています。
あとは気にかかった絵は、河合玉堂の絵と藤田嗣治の戦争画でしょうか。絵を見て「いいな」と思うと、大体知っている人なのが面白いです。
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