脳科学についての講演の議事録の中で「サイエンス」2008年2月からの引用としてで面白い話がありました。
「40個の単語を全部覚える試験。
この実験では、合格しなかったときの勉強方法・次の試験が違います。
①全ての問題を暗記しなおし、かつ全ての単語を再度試験。
②ミスした問題だけ暗記しなおし、全ての単語を再度試験
③全ての問題を暗記しなおし、ミスした単語だけ再度試験。
④ミスした問題だけを暗記しなおし、ミスした単語だけ再度試験。
これを繰り返すと大体どちらも5~6回目にはみんな合格します。
ただ、違いは1週間後に同じ試験をすると、圧倒的に①、②の方が成績がよい。」
とのことです。ここから
ミスだけを復習するかは関係なく、全ての問題を何度も解く事が長期的に頭に残る。
といえます。
一発勝負の試験では、①~④どれも結果が同じだとすると、③、④が効率良さそうです。ただ、やはり語学の勉強のように長期的に覚えなくては意味のないものについては一夜漬けは間違っているとのことです。
また、他の実験では
「復習のために①問題集を何回も解く。②参考書を何回も読む。
を繰り返した際に①の方が成績が良い」
また
「①朝に問題を与えて夜に解く。
②夜に問題を与えて、寝てから朝に解く。
③夜に問題を与えて、寝ないで朝に解く。
をすると、①、③は同じ結果で、②のスコアがよかった」
このことから睡眠中に思考が整理されるのではないかと、推測されています。
また、サブリミナル効果と同様に、「必勝東大」のようなポジティブメッセージを部屋に貼る事は、無意識に働きかける効果があるとのことです。
これらを総合して考えてみると、長期的な勉強方法として
・睡眠はきちんととる。
・アウトプット(問題を解く)を中心に組み立てる
・アウトプットは網羅的に行う (弱点だけに集中しない。)
・目標やゴールを、見えるところに書いておく
ということが重要だといえそうです。長期的な、という面で語学の勉強では特に大事そうですね。
参考書を何回読むよりも、実際に喋る方が何倍も大事だと私も思いますし、
ゴールとして「喋れる自分」を常にイメージしたり、必要性を痛感することはとても大事です。
短期集中型の勉強の私にとっては耳の痛い話です。
たしかに短期集中だと。ラーニングカーブは試験日以降に急降下しているのを実感してます。
(実際の論文は読んでいないので信憑性は各自判断で。)
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