育児本3冊読んでみて
予定日まで2ヶ月をきって、名前決めとか真剣みを帯びてきました。
育児関係で最近読んだ本は
内藤 寿七郎 子供の花が育つとき
松田 道夫 私は赤ちゃん
育児の百科(上)
です。上の二つはエッセイ風なので、1日ー2日で読みきれます。
岩波や新潮の本が何冊も届いたのを見て、嫁には「なりさんらしい」と言われます。たしかに堅苦しい本から入る癖があるのかも。
松田さんの著作となると40年以上前で、私の両親も参考にしていたとのこと。
科学的な知識は最新の情報をとりいれる必要はありますが、
赤ちゃんとの接し方とか子育ての基本的なところは変わらないと信じて「温故知新」と思って読んでます。
今はインターネットで自宅から圧倒的な情報が手に入れられる分、逆に振り回されて余計心配になることも多いので、古くから共通しているようなぶれない大きな方針を家庭内で共有しておきたいものです。
内藤さんの本は
「両親、とくにお母さんの感情が赤ちゃんにそのまま反映されるので、お母さんの精神を安定させるのが大事」
「人見知りは両親と他人を見分けられるようになったから。反抗期は個性が出てきた証拠。むしろ喜んだ方がいい」
このように、色々な不安を一つ一つ取り除きながら、とにかく両親・家庭の平和が赤ちゃんにとって一番大事だと述べて丁寧に述べています。
読んでいるだけで心が和みます。2回読んでしまいました。
松田さんの本は
「成長のペースはみな違うから、他の赤ちゃんや標準・平均値などと比べてあせらない。」
「赤ちゃんだからといって赤ちゃん扱いしない。個性を尊重する。」
「正しい医学の知識を持って周りに振り回されない。」
といった感じでしょうか。
「私は赤ちゃん」は60年代の団地に住む家庭に生まれた男の赤ちゃんからの視点で色々な注文・意見を述べています。
こんな赤ちゃんだったら生意気だなぁ、と思いつつも楽しくよめます。当時の住環境はこうだったんだな、と知る面では面白かったです。
「育児の百科」は医学的な知識を多く取り込んでいてまさに「百科」です。
生まれる前から始まって、最初の2週間、4週目・・・と、細かく成長に合わせて病気の症状やアドバイスなどが述べられています。
冒頭の「生まれる前から自信を持てるはずない。」という言葉でかなり力が抜けました。
明確に「こういうものである。」と断定する回りくどくない表現が読みすかったです。
どの本も読むことで、不安が少しずつ解消されていくような気がします。子育てに関わる悩みはいつでも一緒なのかもしれません。
生まれたら想像しなかったような全く新しい悩みが沢山出てくるでしょうが、どうにか温和な家庭を作っていきたいものです。
3冊読んだ中では内藤さんの本と、育児の百科がお勧めです。
とくに育児の百科は、子供が病気になったら最初に開く本になりそうです。
子どもの「花」が育つとき―21世紀をになう子どもたちへ!語り伝えたい、育児メッセージ
内藤 寿七郎
定本 育児の百科〈上〉5カ月まで (岩波文庫)
松田 道雄
私は赤ちゃん (岩波新書)
松田 道雄
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