おかげさまでブログも毎月数万アクセスあるようです。見ている方ありがとうございます。特にコメントもらえるとうれしいもので、やってて良かったなと思える瞬間です。
検索履歴を見てみると、
①証券アナリスト
②宅建の登録講習
③就職関係
④英語関係
⑤時事関係
という感じでこられているようです。
で、メールなどで相談があるのは③就職関係。最近増え気味です。
3年で転職する若者はけしからん、なんて去年位まで言われていましたが、その声も小さくなってきました。本屋もそれ系はほとんど平積みはありません。長期的に会社が続く、という前提が揺らいだからではないでしょうか。
(もっとも今回の不景気で職を失った人からすると、転職はけしからん、なんて言われたらたまったものではありません。。。)
その反面、「成果主義が今回の破綻を招いたので、家族的な経営が正しい」という本や意見を目にする機会が増えてきてます。
日経の記事からも、公務員試験の受験者が増えているそうです。
家族的=雇用が保証される、という連想から、みんなが雇用の不安を解消したくて「寄らば大樹」を探しているのでしょう。
ただ家族的=家長が仕切る、とすると=年功序列となってきます。
ここで、年功序列を若い世代が納得できるかは、将来がどこまで安定していると思えるかどうか。
私の世代のように「失われた*年」と言われながら育った世代は、小中学生の頃に丁度バブルがはじけて、色々なリストラを見て、さらに就職氷河期と経験すると、ある会社がずっと続くなんて考えらづらく、将来は不安定なものでどうやって自分がどの環境でも通用するようになるか、ということを強く意識してきた人が多い世代なのじゃないかなと思ってます。
もし将来の不安定さが高いと考えて現在価値を考えると、日系の企業で順調に昇進して30年後に退職金がくる(かもしれない)のを期待するのと、たった今年収が高いのを比べた際に、30年後の現在価値は非常に低いものになります。もしどの会社も将来は同じくらい不安定だとして金銭面だけ考えた場合、年収の高い会社を見つけたら転職してしまいます。
上の世代の人と話すと、将来の見通しについては結構感覚が違う気がしてます。例えば、「このまま順調に昇進すれば5年後部長になれるよ」、といわれてどう思うか。
私だったら5年後の約束を信じて行動するなんてリスクが高いので、「どうしたら2年でなれますか?」と聞いてしまう性格です。ま、それが前いた純日系企業では合わなかったのかもなぁ、とも思いますが。。。
もちろん会社を選ぶのは年収だけでなく、身に付けたいスキル・人脈といった金銭の尺度に出来ないものが大切です。また、雇用の保証と報酬体系はバランスであって、一概に決め付けるべきではありません。例えば研究職は長期的な雇用の保証が必須だと思います。
ただ、たとえ会社が家族的でも、マーケット次第でその会社も存続しないこともあります。グローバル化と合わせてマーケットの動きが年々早くなっているのを考えると、やはり就職・転職スキル、というのは全ての世代のサラリーマンにとってもっと大切になってきているのではないでしょうか。
もし、自分の経験に基づいたものなら相談にのっていますので新卒・転職の就職活動で質問がありましたらメールを送ってください。
なりさんの意見に同感です。
私も、就職に関し、
上の世代の方との意見の相違を常々感じております。
3年先はおろか、来年の今頃に、
世界がどうなっているかもわからない今の世の中。
結局最後に頼れるのは自分自身でしかないと思います。
このことに関しては、
世代や個人が積んできたキャリアによって
大きく考えが異なると思います。
多くの方の意見や考えが知られたらなあと思います。