なりさんBLOG

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10月より香港勤務。国民年金に任意加入するべきか

10月から香港に転勤することになりました。初めての海外滞在になります。

私の場合、日本の法人には籍をおかないので自分で決めなきゃいけない事が多い。
今住んでいる家をどうすかとかも結構たいへん。その中でも

・住民票を残すべきか
・国民年金を任意加入するべきか、脱退するべきか

が結構悩みました。

調べたところ1月1日時点で住民票があると、住民税がかかります。
住民票をとっておくメリットは殆ど見当たらなかったので、区役所に海外転出届を出す事にしました

さて難しいのが、国民年金を任意加入するか、脱退するか。

ちなみに脱退しても、日本国籍がある以上は「カラ期間」となり、年金受給に必要な25年の最低加入期間には算入されます。ただ、カラ期間分受給額が減ります。

会社勤めをしていたら国民年金は強制加入ですが、海外現地法人と契約になる国内では給料を受けとらないことになり、 国民年金を脱退するか、任意加入するかを選べます。

では、脱退すると何があるかというと、以下のとおり

脱退メリット  月15000円の負担なし
デメリット   国民年金のカラ期間となる=受給額が減る

http://www.sia.go.jp/seido/nenkin/kyufu/01.html

さて、カラ期間があると、いくら減るのかを考えてみます。
21年度を基準にすると

792,100円× 保険料納付済月数/40年×12ヵ月

がもらえる国民年金の年額です。なので、もしカラ期間があった場合と比べると

792,100円× 保険料未納月数/480

が将来年金が減ることにあります。

ここで、例えば5年間海外にいて、国民年金脱退した場合を考えます。
加入しないことによって、

15000円*12*5年=90万円

が貯金できることになります。

反面、カラ期間のよる差額を年金基準額を80万として計算すると、

80万*12*5/480 = 10万

すなわち毎年10万円、40円間フルに納付したときよりも少なく貰うことになります。

よって、年利も何も考慮しなければ、10年以上(75才より)生きるなら、「納付しておけばよかった」ということになります。

さてさて、ここからはちょっと趣味の世界になってきますが

・5年先の貯金と、65歳からもらえるであろうお金の価値

を調整する必要があります。ここでは、

180000円を5年貯金した90万円を、運用していく金額
65歳の時点で受け取るであろう年金総額

を比べます。

年利は1%フラットとしてシミュレーションすると以下のグラフになります。

90万円を34歳から65歳まで運用すると125万に。それから10万円ずつ受給損がおきるので、それを比べると78歳前後で逆転することになります。

その後は毎年大体9万円ずつ差が開いていき、85歳で60万、95歳で140万も差が開く、という話です。
年金基準額を80万円かつ金利1%の状態では、何年脱退してても78歳以上生きるなら国民年金に入った方が良い、ということになります。

でも、私と判断ですと

・将来の年金基準額が80万円より減る確率(少子高齢でこのままいけばほぼ確実じゃないの?)

・35歳にとっての100万円と、75才にとって100万円の価値を比べると、通常は若いうちの方が効用が高い。
・75歳までに死ぬ確率

を勘案すると、私の結論としては「ごめんなさい、脱退します」ということになりました。


*細かくやると、何歳の時点の現在価値にあわせるかとかもっと厳密にやるべきですが、そもそも年金基準額が不確定要素が多いので今回は単純計算してます。

narisan25

大手通信系に勤めた後、未経験で外資金融に。その後、日系に転職。

◆資格◆
2010/3 証券外務員1種
2010/2 証券外務員2種
2010/2 (大和證券CMに転職)
2009/8 TOEIC 885
2009/6 証券アナリスト Level2
2008/6 証券アナリスト Level1
2007/1 TOEIC 785
2006/11 TOEIC 700
2006/10 宅地建物取引主任者
2006/8 (HSBCに転職)
2005/1 OarcleMaster Silver Fellow
2005/2 簿記2級、3級
2003/4 テクニカルエンジニア(ネットワーク)
2003/4 (NTTコミュニケーションズ就職)
2002/12 初のTOEIC 615
2002/10 基本情報技術者

★略歴

2010年~
大和證券キャピタルマーケッツに転職
グローバルエクイティトレーディング部にて電子取引のシステム構築に携わってます。

2006年~2010年
HSBC(香港上海銀行)にフロントシステムのITとして転職。主に債券のトレーディングシステム関連。先物、為替あたりも見ました

・2003~2006年
NTTコミュニケーションズの新規事業開発の部署に新卒として入社。3年少し働いて退社。

・大学時代(早稲田大学)
特許出したり、資格取ったり、ゲーム作りに携わったり。

・中学、高校時代(早稲田実業)
家業の印刷会社のシステム構築
いろんなWEBサイトを作ってベンチャーを目指す。
放課後は毎日秋葉原な日々。

・小学時代
親のPC-9821でBASICプログラミングに目覚める。マガジンベーシックのゲームに夢中。
◆勉強中
いまはとくになし

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  1. rp_20091013_1079402.jpg
  1. 沖縄そば本日3杯目 2010.09.18 5:55pm

    はじめまして! 

    実は私もまったく同じ境遇でして、今年の12月から香港に行くことになりました。 同じく香港の会社に転籍なので、住民票や年金のことを調べていました。あと、持ち家をどうしようかということも。。。。 

    なりさんブログのこの記事は、大変参考になりました。 もうそろそろ香港ですね。がんばってください!

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  2. なりさん 2010.09.19 6:11pm

    奇遇ですね!私も持ち家で悩んでいましたが、親戚に貸す事一件落着しました。
    あとは健康保険だけが一番微妙で。。子供と嫁が一時帰国のときにどうするかが難しい所です。

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柳原尚史(なりさん)


AIソリューション開発、Ridge-iの代表をやっています。
旧姓が成行であだ名がずっとなりさんだったので、なりさんです。

証券アナリスト持っています。債券取引と株DMA・アルゴが得意分野。

もっぱらの趣味は、トレイルランニングとプログラミング。
UTMB2014/2015完走(フランスのモンブラン一周166KMを2日で走破するレース)

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