夏バテかどうも疲れが溜まっていたので、先週は早めに仕事を終わらせて本を読んでました。英語でなく気軽に日本語の小説を読みたかったので、この際に有名だけど読んでなかったものをブックオフで買いました。
・「ダヴィンチ コード(上中下)」 ダン・ブラウン
・「姑獲鳥の夏」 京極夏彦
あと、昨日から証券アナリストの勉強を始めました。9/30に試験なので間に合うかちょっと不安です。
「ダヴィンチコード」
黒幕や最後の暗号は途中ですぐにわかってしまいました。つまらないRPGみたい。
ダヴィンチの絵にまつわる話やキリスト教の薀蓄は誰でもわかるように書いてありますが、小説の筋としては三文小説では。。。下巻は「どっかで見たシーンだな」というのの連続です。
著者は監修レベルで知識だけを提供して、誰かにストーリーを考えてもらった方がよかったのでは。。なんでこんなに売れた不思議です。パリ・ミラノ観光の前なら読んでおく価値はあるのかな。。。(3-4日間)
「姑獲鳥の夏」
結構面白いですね。昭和初期という設定もあり、読んでるうちに江戸川乱歩を思い出しました。
最初の京極堂の話は「不思議なことは一つもない」という事を納得させるために説明っぽい感がありますが、そこが納得できればあとはスルスルと読めます。量子力学を交えて語るあたりは、ニヤニヤしながら読めましたが、
「量子力学の考えでは確実に測定できるものはない」→「不思議なものはない」として、そのまま形而上の話につなげるのは面白い発想だと思いました。
関口のオチよりも、藤牧の設定が一番納得いかないですがそこは好みの問題かなぁ。。
他の作品では導入部分の京極堂の話も少ないと思うので、もっと面白いかもしれないです。期待して他の作品も読んでみます。
(誰かお奨めあったら教えてください!)
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