谷岡一郎先生の「カジノが日本にできるとき―「大人社会」の経済学」、面白くて1日で読みました。
カジノによる経済効果・メリット・デメリットを、アメリカでの統計や、具体的なカジノの例をあげながら論じて、最後に日本においてカジノを作る影響について提言しています。
カジノを国内に作るべきかどうか。私は賛成派です。
十万人規模での新規雇用が期待できますし、本にもありますが少なくとも違法カジノなど闇につながる不透明なキャッシュフローにお金が流れるよりかは、きちんと制限をしながら収益の一部を税金として徴収するべきです。
(摘発される違法カジノの売り上げは月数億円がザラです。この1%が自治体の税収になるだけでも大したものです。)
現在、日本では賭博は禁止されています(食材のような消費目的で一時の娯楽に供する物を賭けた時は除く)。
しかし、その基準はかなり曖昧です。
競馬・競艇・宝くじなどれっきとした賭博ですが公営ギャンブルです。株・為替なども投機的にみればギャンブルです。パチンコもれっきとしたギャンブルです。(3店方式(景品交換方式)は遊技であって賭博ではない、という理屈のおかしさは小学生でもわかります。3点方式でもパチスロ以外だと摘発されてしまう事例が沢山ありますので、なぜかパチスロ産業だけが例外的に黙認されている民営ギャンブルです。)
一部のギャンブルだけ公認され(黙認され)、あるギャンブルは摘発される、しかしそこに明確な基準はないのが現状です。
この曖昧な規制による寡占状態で、一番不利益をこうむっているのは国民です。
カジノでは控除率5%前後であるところ、公営ギャンブルの控除率は25%。宝くじでは控除率50%にもなります。
もし正当な競争があればまずこんなギャンブルは成り立ちません。
(ちなみにパチスロは約5-10%の控除率といわれています。かなり競争原理が働いているのでしょう)
ギャンブルの問題が「勤勉さを損ねる」、というところにあるとしたら、そもそも今公認されているギャンブル全てにいえることです。宝くじがもっとも「勤勉さを損ねる」と思うのは私だけでしょうか?
ギャンブルについては一定の需要があり、そしてプラスの経済効果があることは世界中で証明されています。
ギャンブルは多くの人を惹きつける魅力があり娯楽の一種です。
しかし、なぜか日本ではこの娯楽について罪悪感が伴うような仕組みとなっています。
ギャンブルの悪影響は「過ぎたるは及ばざるが如し」で、それは全てのことに言えることです。
薬学の基礎でも、「この世で毒でないものはない。薬となるか毒になるかはその用いる量による」といいます。
しかしなぜか、ゲームとギャンブルは毒!と決め付けているケースが多いですね。
未成年者のおよび中毒者の問題というのはカジノに限らず、既にパチンコ・競馬・宝くじなどでもおきていてすぐに検討するべきです。
そろそろカジノも含めギャンブルの規制をはっきりとし、
・ライセンス制度の設立
・年齢制限の厳格化
・中毒者への対処
・会計の監視
をしっかり検討することで健全なギャンブル・ゲーム文化がうまれると思います。
ぜひパチスロも含めて、もっとしっかりとギャンブル・ゲーム文化と向き合って整備していけば、必ずプラスの効果が出てくると信じてます。アトランティックシティが日本に出来ることを願っているなりさんでした。
はじめまして、Elfiinoといいます。
まったくご指摘道理だと思いました。
ところで私はカジノサイトを運営していまして、
このブログははとてもよいサイトですので、
こちらで私のサイトを紹介いただけないでしょうか。
詳細に関してはメールで意見を交換しませんか。
ご連絡お待ちしてます。